飯香岡八幡宮のご利益とは?恋愛運UPや安産祈願におすすめ

森の中の大きな鳥居 おでかけ

千葉県市原市に鎮座する「飯香岡八幡宮」(いいがおかはちまんぐう)は、縁結びや安産、子育てといった多彩なご利益で知られる由緒ある神社です。

その長い歴史や文化的価値、そして魅力的なスポットが多くの参拝者を惹きつけています。

本殿と拝殿は、重要文化財として国や県からも評価を受け、歴史好きにはたまらない見どころとなっています。

また、「夫婦銀杏」や「さかさ銀杏」など、自然の息吹を感じられるスポットも人気です。

そんな魅力あふれる飯香岡八幡宮について、ご利益や見どころ、アクセス方法までご紹介します。

飯香岡八幡宮のご利益とは?

「子育て八幡」とも呼ばれる飯香岡八幡宮(いいがおかはちまんぐう)は、夫婦和合子育て縁結びなどのご利益で知られています。

境内には、地上から約2メートルの高さで幹が2つに分かれる「夫婦銀杏」があります。

この銀杏は、夫婦の愛や縁結びの象徴として信仰されており、安産子育てのご利益もあるとされています。

さらに、海上守護商売繁盛のご利益もあるとされ、幅広い信仰を集めています。

飯香岡八幡宮は、家族の絆を深める場所としても注目され、願いを込めて参拝する人が絶えません。

飯香岡八幡宮の歴史

飯香岡八幡宮は、白鳳年間(675年)に天武天皇の勅命で創建されたと伝わる由緒ある神社です。

当初は「六所御影神社」と呼ばれ、上総国の総社として国府八幡宮の機能を担いました。

その後、鎌倉時代には源頼朝が再興を祈願し、室町時代には足利尊氏の崇敬を受けるなど、多くの武家に支えられて発展しました。

飯香岡八幡宮の「さかさ銀杏」は、源頼朝が1180年に石橋山の戦いで敗れた後、房総半島に逃れた際に植えたと伝えられています。

現在の本殿は室町時代中期の建立で、国指定の重要文化財として保護されています。

「飯香岡」の由来は?

日本武尊(やまとたけるのみこと)がこの地で食した飯の香りに感銘を受けたことにちなみ、「飯香岡」と呼ぶようになったとう伝説があります。

日本武尊は『古事記』『日本書紀』に登場する古代の英雄で、大和朝廷が列島を統一するために奔走して戦った皇子です。

飯香岡八幡宮の名前は、歴史的な伝説と深く結びついたものであり、神社の創建も古代からの由緒あるものだとわかります。

飯香岡八幡宮のご祭神は?

飯香岡八幡宮のご祭神は、誉田別命をはじめとする神々で、多彩なご利益をもたらすとされています。

【飯香岡八幡宮の主なご祭神】

祭られている場所ご祭神ご利益など
中御殿誉田別命(一の宮)
(ほむたわけのみこと)
武勇や学問の神
農業や漁業の守護神
左御殿息長帯姫命(二の宮)
(おきながたらしひめのみこと)
家族の平和や縁結びのご利益をもたらす
右御殿玉依姫命(三の宮)
(たまよりひめのみこと)
家族の平和や縁結びのご利益をもたらす
中相殿猿田彦命
(さるたひこのみこと)
交通安全
左相殿日本武尊
(やまとたけるのみこと)
商売繁盛

これらのご祭神が宿る飯香岡八幡宮は、さまざまな願いを叶える場所として多くの参拝者を惹きつけています。

飯香岡八幡宮は、バイクに乗る人たちの間で「ライダーズ神社」とも呼ばれ、ライダーの聖地になっています。

飯香岡八幡宮の魅力スポット

飯香岡八幡宮には、歴史的な建物や自然の景観など、魅力的なスポットがたくさんあります。

本殿と拝殿

まず、注目すべきは本殿と拝殿です。

本殿は室町時代に建てられた和様建築で、国の重要文化財に指定されています。

拝殿は元禄時代に建立されたもので、どちらも見事な造りで、その美しさに圧倒されます。

「夫婦銀杏」と「さかさ銀杏」

次に、境内にある「夫婦銀杏」と「さかさ銀杏」も見逃せません。

夫婦銀杏は、安産や子育ての象徴として信仰されており、特に西側にある銀杏は非常に大きく、県指定天然記念物にも指定されています。

また、逆さに植えられた「さかさ銀杏」は、源頼朝が源氏再興を祈願したという伝説があり、神秘的な雰囲気を感じることができます。

境内には放生池や、直木賞作家の立野信之の文学碑もあり、歴史や自然、文化に触れられる充実した時間を過ごせます。

これらのスポットを訪れると、飯香岡八幡宮の豊かな歴史と自然の美しさを実感できるでしょう。

飯香岡八幡宮のお祭り

飯香岡八幡宮では、季節ごとに魅力的な祭りが行われ、地域の伝統と文化を感じることができます。

春季大祭

春には「春季大祭」が毎年3月15日に開催されます。

この祭りは、飯香岡八幡宮の創建を祝い、春の訪れを感謝する神事です。

神聖な雰囲気の中で行われる祭儀は、多くの参拝者に感動を与えています。

秋季大祭

秋の「秋季大祭」も見逃せません。

旧暦の仲秋の名月に行われるこの祭りでは、地元の伝統行事「柳楯神事」(やなぎたてしんじ)が行われます。

この神事は、柳の楯を製作し町内を巡行するもので、千葉県の無形民俗文化財にも指定されています。

神輿渡御

5基の神輿が練り歩く「神輿渡御」も、多くの観客を魅了します。

毎年9月ごろに行われ、足利義満が神輿を奉納したことに由来する祭で、賑やかな雰囲気を堪能できるでしょう。

このほかにも2月3日に開催される「節分祭」や、フリーマーケットが行われる「八幡宿祭」などの楽しいイベントが行われます。

伝統ある行事に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

飯香岡八幡宮へのアクセスと駐車場情報

飯香岡八幡宮へのアクセスは次のとおりです。

290-0062 千葉県市原市八幡1057-1

0436-41-2072

車でのアクセス館山自動車道 市原ICから約30分
電車でのアクセスJR内房線八幡宿駅から徒歩約3分
駐車場あり(20台・無料)

なお、八幡宿祭り開催中は駐車場でフリーマーケットを開催するため、駐車場は利用できません。

まとめ

飯香岡八幡宮は、縁結びや安産、子育てといった多彩なご利益に加え、歴史的な建造物や自然豊かな魅力スポットが訪れる人々を惹きつける神社です。

その由緒正しい歴史を感じながら、本殿や拝殿を拝観し、「夫婦銀杏」や「さかさ銀杏」の不思議な自然の姿に触れることで、心が癒されるでしょう。

また、春季大祭や秋季大祭といった祭りでは地域の活気や伝統を体感することができます。

駅から近くアクセスも便利で、初めての方でも気軽に訪れやすいのも魅力の一つです。

歴史やご利益、自然美、そして地域文化が織りなす飯香岡八幡宮の魅力を、ぜひ実際に訪れて体感してみてください。

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