2025年10月に行われる自民党総裁選が連日話題となっています。
ここにきて麻生太郎氏が小泉進次郎氏から高市早苗氏へ乗りかえたとの噂が出てきました。小泉陣営がニコニコ動画で自分に有利な書き込み(ステマ)をしていたという文春の報道を認めたことをきっかけに麻生太郎氏は高市早苗支持を決意したのです。
当初、小泉進次郎氏と高市早苗氏の一騎打ちかと思われましたが、麻生太郎氏が高市早苗支持となれば、一気に形勢逆転し日本初の女性総理誕生が現実となります。
そこでこの記事では、麻生太郎氏がなぜ高市早苗氏を支持するのか、その理由お伝えします。
麻生太郎が高市早苗を支持する理由
報道によると、麻生太郎氏は小泉氏を支持しているとされますが、小泉陣営が動画投稿へのステマを認めたことを契機に大きく方向転換をする見込みです。
麻生太郎氏が2025年自民党総裁選で高市早苗を支持する理由を3つ挙げます。
1. 小泉進次郎がステマ騒動で世論の評判を落としたから
2025年の自民党総裁選の真っただ中に文春の報道により明らかになった小泉陣営のステマ騒動で、SNSで小泉進次郎氏へは「総裁選を辞退して」といった書き込みが殺到しました。
文春によると小泉進次郎陣営の「総務・広報」を務める牧島かれん氏の事務所はメールでニコ動などに〈石破さんを説得できたのスゴい〉といったヤラセの書き込みをするよう要請。高市氏への誹謗中傷とも取れる文例も。https://t.co/M5n5JkGPv7
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 24, 2025
俄かには信じがたいが、事実ならとんでもないこと。
・俄かには信じがたいが、事実ならとんでもないこと。
・最低の行為で、総裁選辞退はもちろん、議員辞職すべきレベルの不祥事ではないでしょうか。何食わぬ顔でいるなんて不可能です。
・ため息しかでない。政策で勝負しろよ。
こうした世論の流れは麻生氏の意思決定に大きく作用し、小泉支持撤回に至ります。
一方で、ライバルとなる高市早苗氏は世論調査や党員票で非常に強い支持を持っており、「次の自民党総裁にふさわしい」と各メディアで上位に挙げられています。
麻生太郎氏は「勝ち馬に乗る」現実路線をとることが多いため、高市氏へ乗りかえたとみられます。
2. 高市早苗は男系天皇を支持しているから
高市早苗氏が「男系天皇を守る」と明言していることは、麻生太郎氏が高市氏を後押しする大きな理由です。
高市早苗氏は皇位継承の伝統を重視し、安定的な皇統維持のために男系を堅持すべきと訴えています。この姿勢は、麻生太郎氏がかねてから示してきた「安定的皇位継承」という考え方と強く重なります。
麻生太郎氏に近い関係者によると、麻生太郎氏は皇統について理解のある高市早苗氏を支持するという話が聞かれます。
麻生太郎氏は、妹である寬仁親王妃信子さまが皇族であることから、皇室問題に人一倍の関心と責任感を抱いてきました。

2008年から2009年に自身が内閣総理大臣を務めた際に「養子縁組による男系維持」案を推し進めましたが、実際に法制化や正式な合意に至るまでには至っておらず、いわば「実現一歩手前」まで議論が進んだものの最終調整でとん挫した経験があります。
16年経った現在も麻生氏は「養子縁組による男系維持」を諦めておらず、その悲願を実現できる政治家こそ高市早苗だと見ているのです。
「養子縁組による男系維持」を達成できるのは、高市早苗氏しかいないと見込んだ麻生太郎氏が、高市支持に動くのは当然の流れです。
3.高市氏が「消費税減税」を封印したから
高市早苗氏は総裁選告示日の9月22日に日本テレビ系「news every.」に出演し、消費税に関して「消費税減税を排除しない」としつつも、積極的に減税を訴えてはいない立場であると語りました。

高市早苗氏は2025年の自民党総裁前の5月に言及していた「食料品の消費税ゼロ化(減税)」封印をした形となり、高市氏自身も、「消費税減税を見直すとレジの税率変更など施行までに時間がかかり、物価高対策の即効性はない」と説明しています。
確かにすぐに消費税減税をすることは不可能ですが、麻生太郎氏の立場を考慮して差し控えたという見方もできます。
というのも、麻生太郎氏は消費税について、減税論を明確に反対し、財政規律の維持・社会保障財源の安定確保を重視する立場を持っています。消費税減税については、「野党の人気取り政策」として強く批判しており、2012年の自公民三党による消費税増税合意の意義を繰り返し強調しているのです。
高市早苗氏が、「今は麻生太郎氏から支持を得て、自民党総裁選に勝利することが最優先だ」という考えならば、自身の主張である「食料品の消費税ゼロ化(減税)」を封印したといえるでしょう。
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