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小川晶不倫疑惑2回目説明会「泣きそうな表情で…」市長が語った全文や市議の反応

小川晶市長 前橋市長不倫騒動

小川晶市長は、2025年10月2日10時から前橋市議会で、週刊誌に報道された不倫疑惑について市議にむけた2回目の説明会を行いました。

説明会は非公開でしたが、小川市長がぶら下がり会見に応じています。

この記事では、小川市長が報道陣に語った全文や説明会に参加した市議の話などを中心にお伝えします。

小川晶市長が2回目の説明会で語ったこと【全文】

小川市長は、説明会後に報道陣を前に次のように語りました。

先ほど議員の皆様からのご意見に対して、私の考えをお答えさせていただきました。
各会派からは大変厳しいご意見をいただきましたので、自分の中でしっかりと受け止めたいというふうに思っております。

また、質問の中では当該職員の降格処分についても触れられていました。
一部の報道で「降格処分が行われた」というふうな間違った報道がなされておりますが事実ではありません。本市の希望降任制度が行われたというのが正確な情報になります。懲戒処分という意味での処分については、今後総務部で行う予定になっております。

また、当該職員とそのご家族に弁護士がついたということですので、今後は代理人を通じてご家族については誠意を持って対応していきたいというふうに考えております。

私自身の責任の取り方については、本日の議会からいろいろなご意見、厳しい声をいただきましたし、市民の皆様の声を受け止めながら、また支援者や弁護士に相談する時間をいただきたいというふうにお伝えさせていただきました。

しっかり考えたうえで判断をしたいというふうに思っております。市民の皆さんから直接厳しい声をすべて受け止めて、そのうえでの判断をさせていただきたいというふうに思っております。私からか以上です。

正午ごろに報道陣の前に現れた小川市長は、硬い表情のまま「ご報告」という形でぶら下がり取材に応じました。

しっかりと説明会で厳しい指摘を受けたことや、職員の降格人事について述べましたが、泣くのをこらえた表情でした。説明会では涙ぐむ場面もありました。

なにかきっかけがあれば泣き出すのではないかという緊張した表情で、記者からの質問には応じず、会場を足早に後にしています。

不倫相手の職員降格人事は希望降任制度を利用したもの

小川市長は、「職員の降格人事は前橋市の希望降任制度を利用したもの」であり、市長自らが行なったものではないと語りました。

希望降任制度とは、公立学校の教員や地方自治体の管理職などが、自身の意思で現在の職よりも下位の職務に就くことを希望できる制度です。

職責の増大や家庭の事情などにより現在の職務が困難な場合に、本人の意思を尊重して職務のレベルを下げることで、心身の負担を軽減し、意欲の向上につなげることを目的としたものです。

小川市長の不倫相手とされる職員は、今回の不倫騒動で通常の職務が全うできないと考え、降格を選んだと思われます。

なお、総務部長より幹部職員の降格の申し出は9月22日にあったと報告されています。

懲戒人事ではないことから、今後総務部からどのような処分がくだるのか注目が集まります。

小川晶市長の進退は保留

小川晶市長は自分の進退について、「支援者や弁護士に相談する時間をもって、市民の厳しい声をすべて受け止めて判断する」と語りました。

9月25日に全職員に向けて、市長を続投するととれる以下のようなメッセージを送っています。

誤解を生んでしまった行動について猛省するとともに、皆様にご迷惑をかけた事実を一生背負い、今まで以上に誠実に働き、市民のためにより一力を尽くしていく所存です。

様々な動揺や不安を抱えている職員もいると思います。皆様には各所属においてそれぞれの業務にあたっていただいておりますが、引き続き市民のためにご尽力いただければ幸いです。本当に申し訳ありませんでした。

引用:NEWSポストセブン

メッセージを送って1週間ほど経過しましたが、騒動が鎮火する気配はなく、今日の2回目の説明会でも厳しい意見を聞いたことから、小川市長も「市政を継続するのは難しい」と感じ、トーンダウンしたように見えます。

説明会での小川市長の発言

小川市長は、2回目の説明会でこれまでの経過と自身の考えを述べました。

市長が直接語るのではなく、富田公隆議長が説明会で小川市長が話したことを伝聞として伝えました。小川市長が説明した主なことは次のようなことです。

  • 説明不足やメディア対応への不手際の謝罪
  • 市民の信頼を大きく損なったと承知している
  • ご迷惑や失望を与えたこともわかっている
  • 相談場所は誤った場所を選択した
  • 公人としても人間としても未熟だったと反省している
  • このような大きな報道となるとは思っていなかった
  • 市政への影響力を考えるとしっかりと受け止める
  • 自分の行動を深く反省している
  • 職員やご家族への謝罪がまだ足りないと考えている
  • 職員のメンタルケアは副市長にお願いしている
  • コールセンター対応の職員についても心苦しく思っている

不倫相手とされる職員との関係

小川晶市長は、2回目の説明会で「男女の関係はない」と改めて主張しています。

さらに恋愛感情もないと断言し、不倫相手とされた職員については「真面目で冷静で優秀な人」だとし政策の進捗などを相談する頼りになる方だったと話しています。

不倫相手とされた職員は、小川晶市長の支援者の身内でもあり、安心して相談できる相手だったとしています。

「男女の関係がない」証拠については小川市長から語られることはありませんでした。

メンタルを支えてくれた存在

風通しのよい職場にしたいと考えていた小川市長にとって、ほかの職員や現場の考えを伝えてくれる役割を担っていた大事な存在だったという職員。

8月の小川市長のお母様の葬儀のときにも公務との調整の相談し、支えてくれました。

職員の家族への思い

小川市長は、誤解と倫理的責任を果たすために職員の家族に連絡をとったところ、「そっとしてほしい」と言われ、面会は叶いませんでした。

今後は弁護士を通してやりとりをしていくと話しています。

職員の人道的な配慮を優先し幹部職員の安全を確保してほしいと副市長にお願いをしてます。

なぜホテルを相談場所に選んだのか

小川市長と職員は、ときには市長室で言い合いになることもあり、他の職員に迷惑がかかることを心配し、安心して相談できる場所を探していました。

小川市長は、プライベートで尾行されていると感じることがあり、一目を気にせず話せる場所としてホテルを選んだと説明しています。

小川市長は有名人ですから、外食をしていたら市民から話しかけられることもあったでしょう。

しかも、小川市長は弁護士として活動していたのですから、ホテルで会うことで誤解を招くことは知っていたはずです。2回目の説明会でもこの点については釈然としない説明に徹しました。

信頼できる部下は数多くはないかもしれませんが、相談場所や時間、TPOを考えることができなかったことに失望感を深める内容でした。

公用車について

小川市長は、退庁時や公務の終了後の送迎だけでなく、会合の飲み会の送迎を公用車でしてもらったことがありました。

今後は適切に運用を心がけると話しています。

説明会では、公用車の使用履歴や市長の日報の開示を求める声があがり、市長は2つの記録の開示ができると回答し、日報を提出しています。今後、業務日報の精査が行われ、疑惑の解明が進むと期待されます。

小川市長は辞任を決意か

小川市長は、公約実現が重要であり、市民から託された政策や議会との約束事等をしっかり果たさなければならないと思っているけれど、厳しい状況だと思ってます。

さらに、どのような責任の取り方が適切なのか、市民や議会への説明をどうするのか、市民がどう思っているのか、市政にどのような影響を与えているのかをしっかりと聞きてみたいと話しました。

9月25日には、続投の宣言とも取れるメッセージを職員へ送っていた小川市長。厳しい現実に「辞任」が現実味を帯びてきました。

小川晶2回目の説明会|市議の反応

堤波志芽(つつみはじめ)議員

堤波志芽(つつみはじめ)議員は、「市民に公開するべきだった」と語っています。

前回の説明会よりも、しっかりと説明していたので、市民に聞いてほしかったと話しています。一方で、幹部職員の家族へのケアが大切だと語り、「一番重要と言ってもいい」とも話していました。

堤議員は市長についてクリーンなイメージを持っていたとのことで、これは前橋市民の多くが思うところでしょう。

堤議員によると、「小川市長は不倫騒動に関してメディアに話す準備をしている」と明かしています。

小川市長本人の口から不倫騒動に真摯に語られる日は近いかもしれません。

小渕一明議員

小渕一明市議は、「今回の説明会ではより詳しい内容を時系列で話してくれた」と小川市長を評価しています。

さらに、涙ぐむ場面もあったが、淡々と話していたが、辞職するほうが本人のためではないかとも語っています。

ほかの会派の議員からは「男女の関係がなかったというのは信じられない」という意見が出ていることも明かしました。

小渕議員は、小川市長の進退について、「相談をする時間がほしい」との発言があったが、これだけの混乱を招いているので、1週間くらいでけりをつけてほしいと、具体的な日程を提示しています。

小川市長の手腕は評価されている

小川市長は2024年2月に就任と、市長になって日は浅いですが、政治手腕は一定の評価を受けています。

例えば、子育て支援の強化として、市立中学校の給食費無償化や未就学児の「一時預かり施設」の開設などを打ち出しています。

しかし、こういった実績は市民からの信頼があったからできたものです。

不倫騒動が長引き、市民からの信頼を大きく損なって、これからも今までと同じように市政を行えるのか、議会や市民の賛同をえられるのかは不透明です。

10月3日には各会派代表者会議を開催

前橋市議会では、今日の市長からの説明を受けて10月3日に各会派代表者会議を開催することを決定しました。

各会派で今後の「あり方」を検討し、各会派代表者会議でしっかりまとめる方針を打ち出しました。

代表者会議で話し合われること(予想)

  1. 市長の説明内容の評価
    10月2日の説明会で市長が何を語ったのか(釈明の真実性・説明責任の十分さなど)を各会派がどう受け止めたかを持ち寄り、議会としての共通認識を探る。
  2. 市長
     - 辞職勧告決議を出すかどうか
     - 議会として追加説明を求めるか
     - 事実関係のさらなる調査(市議会での百条委員会設置など)を行うか
  3. 市民への説明対応
     市長の発言をどう市民に伝えるべきか、議会として広報する必要があるか。

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