2025年10月に埼玉県鶴ヶ島市の老人ホームで起きた殺人事件。
逮捕されたのは、元介護職員の木村斗哉(とうや)容疑者(22)でした。
木村斗哉容疑者が送検されるときに話題となったのは、左右の首にあったタトゥーです。
この記事では、木村斗哉容疑者のタトゥー画像や首元にタトゥーをいれる意味などを中心にお伝えします。
木村斗哉のタトゥー
木村斗哉容疑者が逮捕後に送検されるときに、話題となったタトゥー画像はこちらです。

この画像では右側のタトゥーがはっきりとは見えませんが、一部報道では「左右対称に耳の後ろから首筋にかけてタトゥーが入っている」とされています。
▶木村斗哉(とうや)インスタ顔画像「中性的な美容男子イケメン」鶴ヶ島老人ホーム事件
「羽のようにも見える」木村斗哉のタトゥー
木村斗哉容疑者の左耳下にあるタトゥーは、縦長で木の葉のようにも羽のようにも見えます。
実は、右耳の裏にはバラ、左耳の裏には兎耳のスカルのタトゥーをいれていることがわかりました。
木村斗哉容疑者が通っていたタトゥースタジオのスタッフによれば、13か所ほどタトゥーを入れたとのこと。
スタッフの証言をもとに木村斗哉容疑者のタトゥーについてみていきましょう。
木村斗哉のタトゥー図柄①右耳の裏にあるバラ
耳の裏のバラは、「公にしない愛や誓い」を象徴する、非常にパーソナルなタトゥーです。
| モチーフ | 象徴するもの |
| 薔薇 | 愛、情熱、美しさ、トゲ(痛み、秘密) |
| 耳の裏 | 隠された場所、プライベート、聞くこと |
バラのタトゥーは、特に以下のメッセージを強く伝えます。
| 意味のテーマ | 象徴するキーワード | 具体的なメッセージ |
| 秘密の愛と決意 | パーソナルな誓い、沈黙 | 誰にも知られない、深く個人的なロマンスや愛の誓い、そして「絶対に守りたい秘密」を貫く決意。 |
| 大切な記憶 | 教訓、忘却への抵抗 | 愛する人からの大切な言葉や、人生の教訓となる言葉を、常に耳のそばに留めておく(忘れない)。 |
| 秘めた美意識 | 強い意志、独自性 | 表面的な流行に流されず、自分だけの美しさや強い信念を静かに持っている。 |
バラのタトゥーは、「公にせず心の中で深く大切にしたい特別な思い」を持つ人に選ばれています。
木村斗哉容疑者には、大切な人がいて、その愛情を耳の裏のタトゥーで人知れず表現していたのでしょう。
木村斗哉のタトゥー図柄②:左耳の裏にある兎耳のスカル
このタトゥーは、「無邪気さ」と「死」という強いコントラストを、パーソナルな場所(左耳の裏)に刻むことで、持ち主の複雑な内面を表現します。
| モチーフ | 象徴するもの |
| スカル | 死、人生の真実、闇、反抗 |
| 兎耳(兎) | 純粋さ、無邪気さ、幸運、遊び心 |
込められたメッセージ(3つの解釈)
| 意味のテーマ | キーワード | メッセージの核 |
| 二面性の共存 | シニカルなユーモア | 人生の厳しい現実と、内なる無邪気さ・遊び心を同時に受け入れている。 |
| 純粋さの守護 | 不屈の精神 | 困難や現実(死)に直面しても、心の純粋さや創造性を決して失わない決意。 |
| 秘密のファンタジー | 個人的な記憶 | 他人に知られたくない、個人的に大切な物語や記憶を耳元に留めている。 |
兎耳のスカルのタトゥーは、「人生のシリアスな側面とユーモアを併せ持つ、複雑なアイデンティティ」を象徴しています。
木村斗哉容疑者は、自分の中にある複雑な感情をタトゥーで表現していたのです。
木村斗哉のタトゥー図柄③:背中に天使の羽
天使の羽のタトゥーは、「自由」や「解放」、「向上」「幸運」などを象徴する人気のモチーフです。
羽のタトゥーは、束縛からの解放や自分らしく生きる姿を表し、精神的な成長や新たな挑戦への意志も込められます。また、宗教的には天使の羽として「神の守護」や「魔除け」の意味をもあります。部位によっても印象が変わり、首や肩に入れる場合は心の自由や精神的成長を表すことが多いです。
つまり羽のタトゥーは、「自由と守り、そして前進の象徴」として長く愛されている図柄です。
自らの背中に「天使の羽」のタトゥーを入れた木村斗哉容疑者。
きっと自由な生活にあこがれ、前進したいと望んでいたのでしょう。
木村斗哉のタトゥー図柄④:両腕にはスカルと花
両腕にスカルと花を組み合わせたタトゥーは、「生」と「死」という人生の普遍的なテーマを表現する、哲学的なモチーフです。
タトゥーの核となるメッセージは、正反対のモチーフが共存することで生まれます。
| モチーフ | 象徴するもの | 込められるメッセージ |
| スカル (頭蓋骨) | 死、有限性、困難、過去 | 「命は限りあるもの」 |
| 花 (バラなど) | 生、美しさ、希望、成長 | 「今を大切に生き抜く」 |
スカルと花の組み合わせが意味する哲学
この組み合わせによって強調される、タトゥーの持つ主要な意味は以下の通りです。
| 意味のテーマ | キーワード | 具体的な表現 |
| 生と死のバランス | 二元性、覚悟 | 命の有限性を理解し、「今を生きる」という強い決意。 |
| 美しさと儚さ | メメント・モリ、真価 | 永遠ではない美しさの中にこそ、価値があるという哲学。 |
| 再生と希望 | 困難の克服、成長 | 過去の苦難(スカル)を糧に、新たな人生(花)を切り開く。 |
| 永遠の愛と追悼 | 敬意、繋がり | 亡き人への愛や尊敬、死は終わりではないというポジティブな視点。 |
スカルと花のタトゥーは、「人生の真実」を受け入れ、強く前向きに生きるという覚悟を身体に刻む人に選ばれています。
木村斗哉容疑者の「強く生きる」という決意表明でもあります。
木村斗哉のタトゥー図柄⑤:蜘蛛と花
一見、相反するモチーフである蜘蛛と花を組み合わせたタトゥーは、非常に能動的で哲学的なメッセージを持っています。これは「運命は自分で創る」という強い意志の象徴です。
この組み合わせで強調されるのは、主に以下の3つの意味です。
| キーワード | 蜘蛛(知恵・努力) | 花(美・成果) | メッセージの核 |
| 運命の創造 | 運命の織り手、創造性 | 人生の美しさ、理想 | 自分の手で人生を切り拓く |
| 忍耐と成果 | 粘り強さ、努力 | 最終的な報酬、成功 | 努力の先に美しい結果がある |
| 複雑な魅力 | 危険、罠、知恵 | 誘惑、美しさ | 美しさの裏にある複雑さやリスク |
組み合わせが象徴する「強い生き方」
蜘蛛は、巣を張る緻密さや忍耐力を象徴し、花は生命力や成果を意味します。つまり、このタトゥーは「知恵と粘り強さをもって、美しく価値ある人生を創造する」という、能動的で前向きな決意を身体に刻むことを示しています。
蜘蛛と花のタトゥーは、「人生は自分の努力と知恵で切り開く」という強い意志を持つ人に選ばれています。
木村斗哉容疑者は、自分の力や知恵を使って人生を好転させたいと願っていたのでしょう。
木村斗哉がタトゥーを入れたのは若葉ナーシングホームを退職後か
木村斗哉容疑者が、首筋にタトゥーを入れたのがいつなのか、正確な情報はありませんが、若葉ナーシングホームに在職中には腕のタトゥーを同僚に見せていました。
木村斗哉容疑者が若葉ナーシングホームに入社したのは、高校卒業後だとされています。高校を卒業し、就職するとなった時期に首元にタトゥーを入れるのは考えづらいですね。
まずは、服で隠せる背中や腕からタトゥーを入れ始めたのでしょう。
一方で、タトゥーには批判的な意見も多く見られます。

埼玉・鶴ヶ島市の老人ホームで起きた入所者殺人事件の木村斗哉容疑者 (22)は耳の後ろに刺青入れてるけど、こんなのでも介護士として雇うとかどうかしてまつね😱
おしゃれでタトゥーをいれる人も増えてきましたが、日本ではまだまだ否定的な意見も根強いです。
タトゥーが原因で再就職ができなかった
木村斗哉容疑者は自宅のある熊谷市内の介護施設で採用面接を受けていますが、希望は叶いませんでした。
面接をした人の知人によれば、
「その人(木村)が知り合いの老人ホームの職員に応募してきたんだけど、言動がおかしかったし、首元に入れ墨が見えたので、面接で落としたそうです。高齢者は入れ墨を嫌がる。基本的に見える位置に入っているのはアウトなんです」
引用:文春
自分の力で人生を切り開きたいという思いをこめてタトゥーをいれたのに…
そのタトゥーがあることで、希望していた介護職に就けないとは、木村斗哉容疑者の落胆ぶりが想像できます。
一方で、最近ではおしゃれで首や見えるところのタトゥーを入れる人も増えているのも事実です。
首に似たようなタトゥーを入れた人
木村斗哉容疑者のように首にタトゥーを入れた人がいないか探したところ、見つけたのは永橋龍和(ながはし りゅうわ)被告です。

永橋龍和被告は、2023年9月に高知市で発生した壮絶なリンチ事件の加害者の一人で、2025年は25歳だと推定されます。
木村斗哉容疑者と永橋龍和被告は同年代で、隠すことが難しい首にタトゥーを入れるという共通点もあります。
20代の男性の一部では、首にタトゥーを入れることはおしゃれの一つという認識なのかもしれません。
タトゥーを入れた有名人
日本ではまだ賛否が分かれるタトゥー文化ですが、自己表現や信念の象徴としてタトゥーを入れる芸能人も少なくありません。代表的な人物には、以下のような人がいます。
- あびる優
背中や首元、右太ももなどにタトゥーがあり、家族や大切な人への思いを込めたデザインとされています。 - 清春(黒夢・SADS)
両腕、胸、背中、首などに多数のタトゥーを入れており、音楽活動の節目ごとに新たなモチーフを刻むことでも知られています。 - 宮沢りえ
左肩甲骨のあたりに「折り鶴」のワンポイントタトゥーがあり、2016年に公の場で確認されています。繊細で上品なデザインが話題になりました。 - 小森純
結婚や出産を機に、家族への愛を込めたタトゥーを入れているとされています。 - 渋谷すばる
音楽活動再開後、腕などに小さなタトゥーが見られることがあり、自身の生き方を象徴するものといわれています。 - 上原さくら、飯島直子、中島美嘉
それぞれワンポイントや文字モチーフなど、個性を表現するタトゥーを入れていると報じられています。
日本では依然として温泉やプールなどで制限がある一方、タトゥーを「ファッション」「信念」「アート」として受け入れる流れも広がっています。若い世代を中心に、芸能人のタトゥーが自然に受け止められる時代へと変化しつつあります。


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