昨今、愛子天皇を待望する声が多くの国民から聞かれます。
皇室典範の規定により、次代天皇は悠仁さまという見方が強い中、天皇陛下がついに「愛子を次の天皇へ」と決意されました。
天皇陛下は、公式に愛子さまを次の天皇にしたいと語ったことはありませんが、最近のご公務や皇室関係者の話で明らかになりました。
この記事では、天皇陛下が愛子さまを次の天皇とするためになさった行動を中心にお伝えしていきます。
次期天皇は愛子さま!天皇陛下の強い決意
天皇陛下が愛子さまを次期天皇とするために行った行動は、戦後80年の慰霊に愛子さまを度々帯同されたことです。
2025年は戦後80年にあたり、天皇皇后両陛下は硫黄島を皮切りに、沖縄、広島、モンゴル、長崎と慰霊の旅を続けています。第二次世界大戦で大きな被害を受けたところや、日本人が戦後抑留された地を精力的にめぐり、献花し祈りを捧げてきました。
天皇陛下は戦争で亡くなった方々の慰霊を非常に大切にされており、2025年8月15日の全国戦没者追悼式においても、「先の大戦でかけがえのない命を失った多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします」と述べられています。
天皇陛下は、次の天皇を愛子さまにとお考えから、重要なご公務である慰霊に積極的に愛子さまを伴っています。愛子さまは、沖縄に続いて長崎が2度目の慰霊の旅となります。
2025年9月の長崎訪問では長崎市での慰霊行事にのみ、愛子さまが随行されます。これは天皇陛下が愛子さまが慰霊に参列するとこを望んだものと見られ、天皇としての大切な仕事をそばで見て学んでほしいという気持ちの表れです。
愛子さまは、天皇陛下の強い思いを理解され、前週に悠仁さまの成年式参列と新潟訪問というハードスケジュールのなか、長崎を訪れます。
▶天皇皇后愛子さまが長崎・佐世保で宿泊するのはどこスケジュールに交通規制も
国民が待望する愛子天皇
さらに国民の約8割が女性天皇を容認していることも、天皇陛下のご決断を促しているとみられます。
共同通信社が公開している「女性天皇の容認度」によると、2005年には男性77%、女性85.4%が女性が天皇になってもよいと回答しています。
【女子が天皇になってもよいと回答した割合】
1984年 | 1987年 | 1992年 | 1998年 | 1999年 | 2001年 | 2003年 | 2005年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 25.4% | 28.7% | 33.4% | 47.2% | 50.6% | 67.3% | 73.5% | 77.0% |
女性 | 28.2% | 29.2% | 31.6% | 52.1% | 55.6% | 74.7% | 78.4% | 85.4% |
国民の思いに寄り添うことを信条とする天皇陛下であれば、この世論調査の結果を見て愛子さまを次の天皇にしてもいいのではと、心が動かされたことが想像できます。また、愛子さまの父親としても、我が子を天皇にと多くの国民が望んでいることに喜びを感じたことでしょう。
愛子さまは聡明で穏やかな人柄であり、国民からの支持も高いことも天皇陛下が次代天皇を愛子さまにと考える理由のひとつです。
成年式でも品格の差が
愛子さまと悠仁さまについては、「品格が違う」という話がよく聞かれ、やはり次代天皇は愛子さまにという声が根強いです。
2025年9月6日に行われた悠仁さまの成年式はテレビでも中継され、注目を集めました。

悠仁さまの成年式のご様子を見て、「所作が幼い」「19歳とは思えない」「もっと凛々しい姿を期待していた」という声が多くありました。
悠仁さまはふだん着慣れない平安装束を着ていたため、動きづらい面もあったかと思いますが、「練習が足りない」という印象が強く残りました。40年ぶりの成年式ともあり、海外でも注目が集まることを思えば、もっと威風堂々したお姿を拝見したかったですね。
愛子さまの成年会見では堂々としたお姿
一方、愛子さまの成年会見ではご自分の言葉で話される姿に「気品やオーラを感じる」といった声が多くあがりました。
愛子さまはインタビューのなかで、皇室の役割についても語っています。
- 上皇后陛下が折に触れておっしゃっていて、天皇陛下にも受け継がれている皇室は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たすということが基本であり、最も大切にすべき精神であると私は認識しております。
- 国民と苦楽をともにするということのひとつには、皇室の皆様のご活動を拝見しておりますと被災地に心を寄せ続けるということであるように思われます。
成年になった感想を述べる前に、インタビューの前日にあった地震で被害にあった方へお見舞いを伝えるなど、20歳とは思えない気配りに驚かされました。
愛子さまは、国民の幸福を常に願い、苦楽を共にするというお考えの天皇皇后両陛下の思いを受け継いだ唯一の後継者だといえるでしょう。
過去の女性天皇
日本の歴史をひも解いてみると、過去にも女性天皇がいたことが確認できます。愛子さまが天皇になることは決して珍しいことではありません。
日本の歴代女性天皇は、全部で8人(10代)が即位しています。これらの女性天皇はすべて父方に天皇の血筋を引く「男系」の女性です。
女性天皇(在位期間) | 備考 |
---|---|
推古天皇(592-628) | 最初の正式な女性天皇、敏達天皇の皇后 |
皇極天皇(642-645) | 重祚(再び即位)あり、別名斉明天皇 |
斉明天皇(655-661) | 皇極天皇と同一人物の重祚時代 |
持統天皇(690-697) | 天智天皇の皇后 |
元明天皇(707-715) | 天智天皇の孫 |
元正天皇(715-724) | 天武天皇の娘 |
孝謙天皇(749-758) | 聖武天皇の娘、重祚して称徳天皇となる |
称徳天皇(764-770) | 孝謙天皇の重祚時代 |
明正天皇(1629-1643) | 江戸時代の女性天皇 |
後桜町天皇(1762-1770) | 江戸時代最後の女性天皇 |
現行の皇室典範では女性天皇の即位は認められていませんが、過去にこれだけの女性天皇が存在したことが歴史的に確認されています。
皇室典範の改正については不透明な部分もありますが、天皇陛下や国民が愛子さまが天皇になることを渇望しているのは揺るぎない事実です。
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