飯高檀林はロケ地で有名!歴史や御朱印に駐車場もご紹介

森の中に和風の建物 おでかけ

千葉県匝瑳市(そうさし)にある飯高檀林(いいだかだんりん)は、歴史と自然が融合した魅力的なスポットです。

かつて日蓮宗最大の学問所として栄えたこの地は、国指定の重要文化財や千葉県指定史跡に指定されており、歴史好きにはたまらない見どころが満載です。

その独特の雰囲気から、多くの映画やドラマのロケ地としても注目され、時代劇を中心に数々の作品が撮影されました。

この記事では、飯高檀林の歴史や、どの作品のロケ地となったのかを中心に、駐車場情報や見どころもご紹介していきます。

飯高檀林の多彩な魅力と訪れてみたくなるような情報が満載ですので、ぜひチェックしてみてください。

飯高檀林でロケをした映画やドラマは?

飯高檀林は、歴史的な雰囲気と美しい建造物が作品の世界観を引き立てることから、多くの監督や制作陣からロケ地として選ばれています。

飯高檀林でロケを行った作品には、次のようなものがあります。

飯高檀林でロケをしたドラマや映画
  • 『嘘解きレトリック』
  • 『らんまん』
  • 『忍びの国』
  • 『麒麟がくる』
  • 『西郷どん』
  • 『とと姉ちゃん』
  • 『ゲゲゲの女房』
  • 『信長協奏曲』
  • 『新選組血風録』
  • 『忠臣蔵の恋』

最近では、『嘘解きレトリック』にも飯高檀林が登場しています。

鈴鹿央士が演じる左右馬が、キャラメルがどっちの手にあるかと子どもたちと遊んでいたのが飯高寺の境内です。

飯高檀林は時代劇と相性が良く、荘厳な建物と静かな空気が物語の雰囲気を深めています。

このほかにも、CMの撮影地としても利用されており、その美しい景観が映像に映えると好評です。

実際に飯高檀林に足を運べば、映画やドラマのシーンが蘇り、観光の楽しみが倍増するでしょう。

飯高檀林に駐車場はある?

飯高檀林には、便利な駐車場が2つあります。

北駐車場南駐車場の両方が無料で利用でき、どちらも年中無休で開放されています。

特におすすめなのは、南駐車場です。南駐車場には観光案内所や公衆トイレが併設されており、観光を快適に楽しむための施設が整っています。

観光案内所では、ガイドが飯高檀林跡の案内を行うガイドツアーも下記の時間で実施しています。

飯高檀林のガイドツアー

平 日:10:00、14:00
土日祝:10:00、12:00、14:00

予約連絡先:080-8432-7971

飯高寺の御朱印は南駐車場でもらえる!

飯高寺の御朱印は、南駐車場にある観光案内所でいただけます。

寺院内では授与していないため、御朱印をいただきたい方は必ず南駐車場へ立ち寄りましょう。

観光案内所では、書置きの御朱印が用意されています。

御朱印をいただける時間:9:00~15:00(年中無休)

御朱印の種類:「南無妙法蓮華経」の御首題の1種類

御朱印の料金:300円

289-2173 千葉県匝瑳市飯高484 0479-73-0014

南駐車場から飯高檀林の総門まで徒歩4分ほどです。

飯高檀林とは?その歴史は?

飯高檀林は、1580年に日蓮宗の学問所として設立されました。

この学問所は、最盛期には600人から1000人の学僧が集まり、294年間にわたって多くの名僧を輩出しています。

学問所は全寮制で、全国各地から学僧が集まる宗教と学問が一体となった特別な場所でした。

飯高檀林では天台宗学を学ぶことが重視されていましたが、その過程は非常に厳しく、全課程を修了するには20年以上かかることもありました。

飯高檀林跡の建物群は、国の重要文化財に指定されており、境内全体は千葉県指定の史跡に指定されています。

また、飯高檀林は立正大学の起源としても知られ、1872年に学制発布により檀林は廃止されると、飯高檀林の理念と伝統を継承する形で東京に「日蓮宗小教院」が設置されました。

これが立正大学の前身となり、大学の創立起点とされています。

飯高檀林(いいだかだんりん)と飯高寺(はんこうじ)は同じ場所を指します。

観光案内や歴史学習では「飯高檀林」と表記することが一般的ですが、地元の方は「飯高寺」と呼ぶことも多いようです。

飯高檀林の見どころ

飯高檀林には歴史的な建物や美しい自然景観が多くあり、訪れる人々を魅了しています。

飯高檀林でぜひ注目してほしいポイントを3つご紹介します。

講堂・鐘・鼓楼・総門(国指定重要文化財)

飯高檀林跡の見どころの中でも、講堂鐘楼鼓楼総門の4棟は特に印象的です。

この4棟はすべて国指定の重要文化財として保護されています。

特に総門は堂々とした造りで、訪れる人々を迎えてくれます。

鐘楼や鼓楼は、かつての学問所としての機能を今も伝え、講堂は学僧たちが学問を学んだ場所としてその歴史を感じさせる空間です。

飯高壇林講堂は、徳川家康の三十三回忌にあたる1648年にお万の方(家康の側室)から寄進されました。

その後、講堂は火災で焼失しましたが、1651年に再建されています。

これらの建物群は飯高檀林の象徴とも言える存在で、歴史に興味がある人にとっては見逃せないスポットです。

飯高檀林の敷地全体は、千葉県指定の史跡として保存されています。

四季の景観

飯高檀林の四季折々の景観も大きな魅力の一つです。

春には『新緑祭』が開催され、毎年4月下旬〜5月上旬に約550株の牡丹が見頃を迎えます。

この牡丹は飯高檀林の春の風物詩として知られ、赤、黄色、紫などの色鮮やかな花が咲き誇り、多くの観光客が訪れます。

秋には紅葉が見事で、毎年11月中旬から下旬にかけて見頃を迎え、講堂脇のもみじが朱色に染まります。

紅葉の美しさは、飯高檀林の歴史的建物と自然が織りなす絶妙な調和を楽しむことができ、訪れる人々に感動を与えます。

四季を通じて変化する景観は、飯高檀林を訪れるたびに新たな発見を提供してくれるでしょう。

春と秋にイベント開催

飯高檀林では、春と秋に特別なイベントが開催され、訪れる人々にさらに深い印象を残します。

春には『新緑祭』が行われ、牡丹の花が咲き誇る中、地域の文化が紹介されます。

秋には『飯高檀林コンサート』が開催され、和楽器と洋楽器のハーモニーを楽しむことができます。

2024年は10月に開催され、多くの人に伝統と革新が交差する稀有な音楽体験を提供しました。

新緑祭と飯高檀林コンサートは、飯高檀林の歴史的背景を感じながら、音楽や文化を楽しむことができる貴重な機会ですので、ぜひ一度は見ていただきたいイベントです。

飯高檀林へのアクセス

飯高檀林へのアクセスは次のとおりです。

車でのアクセス・銚子連絡道路 横芝光ICから約20分
・東関東道路 成田ICから約30分
電車でのアクセス・JR総武本線八日市場駅から車で約15分
・JR総武本線八日市場駅から市内循環バス(椿海・豊和循環)
飯高仲台下車、徒歩約10分(循環バスは日祝日運休)

289-2141 千葉県匝瑳市飯高1789

定休日:なし

まとめ

飯高檀林は、歴史的な魅力と自然美が調和した素晴らしい場所です。

日蓮宗の学問所として294年の歴史を刻み、現在もその名残を感じさせる建造物や敷地は、訪れる人々をタイムスリップしたような気分にさせます。

その独特な雰囲気から、多くの映画やドラマのロケ地としても選ばれています。

時代劇を中心に数々の作品が撮影され、飯高檀林の荘厳な風景がスクリーンを彩ってきました。

また、四季折々の景観や、春と秋に開催されるイベントは、訪れる人々に忘れられない思い出を提供してくれるでしょう。

歴史好きだけでなく、自然や文化を楽しみたい方にもおすすめのスポットです。

ぜひ、飯高檀林を訪れて、その美しさと歴史の奥深さを体感してみてください。

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