ドラマ『良いこと悪いこと』の核心は、宇都見啓が自ら逮捕されることを選んだ「囮作戦」の裏側にいる「真の黒幕」の正体です。
ネット上で最も疑惑が向けられているのは、猿橋園子の同僚である東雲晴香(しののめ はるか)です。東雲晴香は主要キャストの中で唯一、感情をほとんど表に出さず、常に俯瞰しているような不気味な存在感を放ってきました。
東雲晴香が紫苑と同じ「タクト学園」にいたという事実は、東雲晴香が宇都見よりも深く紫苑の苦悩と「裁きの思想」を理解していたことを示します。
東雲晴香の動機は、園子の復讐代行ではなく、紫苑の才能と人生を奪った者たちへの、個人的かつ冷徹な断罪にあったのです。
この記事では、宇都見の復讐心を巧みに利用し、自らの目的を達成しようとした東雲晴香こそが「第7の人物」であり、黒幕:東雲晴香の「裏の顔」と、復讐の先に隠された「真の目的」を徹底的に考察します。
東雲晴香が真の黒幕である三つの論理的証拠
宇都見の単独犯行という結論を覆し、東雲晴香が黒幕であると断言できるのは、東雲晴香の立場と行動が、宇都見が単独で成し遂げるには不可能だった要素をすべてカバーしているからです。

証拠1: 情報入手の「盲点」と傍観者としての立場
東雲晴香の立場は、事件の全容を把握する上で「警察(宇都見)」と「元被害者(猿橋園子)」の間に位置する絶妙なポジションです。
- 元被害者側の情報
猿橋園子の同僚として、猿橋園子の個人的な経験から、ターボーやキングたちの本質的な悪意、動向、心理状態、そして過去の友人関係に関する核心的な情報を容易に入手できました。猿橋園子こそが、この復讐劇の裏側にいる「真の情報の提供者」である可能性が極めて高いです。 - 警察側の情報
宇都見が刑事として動いていることを把握していれば、警察の捜査状況や、宇都見の動きを先読みすることが可能。 - 結論
東雲晴香は、警察も被害者も気づかない「情報の中継地点」として機能し、すべてのピースを宇都見に供給する役割を担っていました。
証拠2: 宇都見を上回る「冷徹な計画立案能力」
宇都見の復讐は、時に感情的(キングへの怒りの吐露)であり、「自白」という非合理的な結末を選びました。この計画を立案し、冷静に完遂させるには、東雲晴香のような感情のない人物の存在が不可欠です。
- 宇都見は紫苑の復讐という動機に突き動かされていますが、東雲は「復讐」そのものを目的としたゲームとして捉えていた可能性があり、東雲の冷徹さが囮作戦を完璧に設計しました。
- 被害者の「夢」と「死」をリンクさせる象徴的な殺害方法も、宇都見の復讐心を演出として利用した、東雲の高度な「脚本」であると推測できます。
証拠3: 最終指令としての「無音の口パク」の受信者
第9話のラスト、宇都見の「無音の口パク(ロパク)」は、観客席にいる協力者への最終指令であったと考察されます。

- 加奈はキングに近すぎ、今國は情報提供者でしかない。宇都見の逮捕で全ての目が東雲に集中する中、遠くから冷静に事態を監視し、宇都見の逮捕を以て**「最終段階へ移行」**できるのは、東雲晴香しかいません。
- ロパクは、宇都見からの**「作戦完了報告」**であり、東雲が裏で仕組んだ計画の最終実行に移る合図だったと解釈できます。
宇都見は「利用された被害者」だった?
東雲晴香が真の黒幕であるならば、宇都見啓は復讐の実行犯でありながら、実は東雲晴香に「利用された被害者」だったという恐ろしい可能性が浮かび上がります。
宇都見の「感情」と東雲の「誘導」
東雲晴香は、紫苑を愛する宇都見の強い復讐心を見抜き、宇都見のエネルギーを最大限に利用しました。
- 動機付け
東雲晴香は、紫苑の死に関する情報を宇都見に与え、復讐の炎を燃え上がらせた。 - 方法の提供
宇都見の刑事としての立場を利用する、または警察の捜査を撹乱させる計画を提案した。 - 自白の組み込み
宇都見の自白は、キングに対する「断罪のメッセージ」であると同時に、東雲晴香が警察の捜査から逃れ、最終ミッションを遂行するための「完全なアリバイ」を作る手段でした。
宇都見は「復讐を完遂した」と思い込んでいますが、実際は東雲晴香の計画の「捨て駒」として、自ら塀の中に入ったにすぎないのかもしれません。
宇津見の口パクと囮作戦については、【イイワル9話考察】宇都見啓の「無音の口パク」は共犯者への合図!囮作戦の全貌がエグいをご覧ください。
東雲晴香の動機:タクト学園で紫苑と共有した「断罪の思想」
東雲晴香の行動を突き動かした真の動機は、宇都見の個人的な復讐とは一線を画す、紫苑と共有した過去に根ざす冷酷で普遍的な「裁き」の思想に基づいていると推測できます。

タクト学園での紫苑との接点と「共犯者」説の浮上
東雲晴香が紫苑と同じタクト学園にいたという事実は、東雲晴香が単なる傍観者ではなく、紫苑の苦悩を宇都見以上に理解していた可能性を示します。
- 紫苑の「真の理解者」
宇都見は恋人として紫苑を愛しましたが、東雲晴香はタクト学園で紫苑の音楽家としての才能や挫折、そしていじめによる絶望を、より客観的かつ深く見つめていた可能性があります。 - 「裁きの思想」の共有
紫苑はただいじめられただけでなく、「善悪」に対する強い思想を持っていた可能性があります。東雲晴香はその思想に共鳴し、宇都見の復讐計画を乗っ取り、より完璧な「裁き」を設計した。東雲晴香の目的は、紫苑の「生前の願い」を達成することであったのかもしれません。
芸術家側の代弁者」として凡庸な悪を断罪する
東雲晴香の動機は、紫苑の才能の破壊と、それに伴う紫苑の人生の破滅に対する、芸術家的な断罪に集約されます。
- 宇都見との決定的な違い
宇都見の動機が「愛する女性の復讐」という感情的なものに対し、東雲晴香の動機は「美しさ、才能、純粋さ(紫苑のピアノ)を、凡庸な悪意(いじめ加害者たち)が踏みにじった罪」に対する、論理的かつ冷酷な制裁である。 - 東雲の役割
東雲晴香は、猿橋園子から情報を得て、高木加奈を通じてキングの「失われた優しさ」の証拠(9.5話の犬のDVD)を提供させるなど、「裁きの度合い」をコントロールする役割を果たしました。東雲晴香の計画の全ては、紫苑の才能を破壊したキングたちへの断罪を最大化するために設計されています。
イイワル9.5話「犬」のエピソードについては、【イイワル考察】9.5話「犬」の伏線で黒幕を特定!宇都見復讐劇を裏から操る“第7の人物”で深堀しています。
東雲晴香こそが真の黒幕であり、最終回は「第7の人物」の物語となる
東雲晴香の行動を再検証すると、東雲晴香は宇都見の復讐を「利用」し、警察の捜査を「誘導」し、最終ミッションを「実行」する、物語の真の仕掛け人であったと結論づけられます。
最終回の予測「キングに最後の裁きを与える」
- 東雲晴香が最終的にキング、あるいは残された6人組の誰かに最後の裁き(社会的、または精神的)を与えるために行動を開始する。
- 宇都見の「囮作戦」が成功し、警察の目が逸れた隙に、東雲晴香は誰にも気づかれずに姿を消すか、東雲晴香自身の正体を明らかにする。
- 宇都見のロパク(最終指令)は東雲晴香に届いており、東雲晴香は宇都見の復讐心を満足させつつ、東雲晴香の「真の目的」を達成するでしょう。
【最終回直前】答え合わせには「9.5話」視聴が絶対不可欠!
この記事で徹底的に分析した宇都見の「囮作戦」の全貌と、「犬」のモチーフに隠されたキングの過去の優しさの伏線。この真のターゲットは、Huluでしか見られない独占エピソード 9.5話『犬』に隠されています。
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