ロッテリアが2026年3月までに全店が「ゼッテリア」へ完全転換することが決まりました。
50年以上続いたお馴染みの店がなくなることで、これまで「お得」に利用してきた人ほど今後の変化が気になりますよね。特にクーポンを駆使して安く済ませていた方にとっては、死活問題といえるかもしれません。
今回の刷新は単なる店名の変更ではなく、メニューも価格もガラリと変わる大きな節目です。この記事では、新しい店舗で「ロッテリアのクーポンやアプリ」は使えるのか、学生に優しかった「安いセット」は残るのか、そして気になる「実質的な値上げ」の有無までお伝えします。
2026年3月の完全転換を前に、損をしないためのポイントをしっかりチェックしておきましょう。
ロッテリアの全店ゼッテリア化で「お得」はどうなる
結論から言うと、これまでのロッテリアのような「クーポン頼みの安さ」を期待すると、ゼッテリアではお得感が薄れたと感じることになります。
ロッテリアはクーポンを駆使して安く食べるスタイルが定番でしたが、ゼッテリアは「絶品バーガー」を主軸にしたクオリティ重視のブランドです。そのため、単純な価格比較では以前よりも支払額が増える傾向にあります。
特に安さ重視のユーザーにとっては、これまでの注文スタイルを見直す必要が出てくるでしょう。ゼッテリアは単なる「安く食べる店」ではなく、素材や満足感にコストを割くコンセプトへとシフトしています。ロッテリア時代のような「1円でも安く」というお得感は得にくくなるのです。
今後の利用では、価格そのものよりも、提供される商品の質に見合った価値があるかどうかを見極めることが、新しい形のお得な楽しみ方になるでしょう。
ゼッテリアでロッテリアのクーポンは使える?
ロッテリアで発行されたクーポンは、原則としてゼッテリアでは利用できません。
運営母体は同じであっても、ロッテリアとゼッテリアはメニュー構成や価格体系が全く異なる「別ブランド」として扱われています。そのため、アプリなどで配布されている割引券の互換性はないのです。
ロッテリアからゼッテリアへのブランド転換直後など、期間限定の移行キャンペーンとして例外的に利用できることがあるかもしれませんが、基本的にはクーポン体系も別物として切り離されています。ゼッテリアでお得に利用するには、ゼッテリア専用の新しい割引情報や会員システムをチェックしましょう。
似たような事例
他社の事例を見ても、ブランド転換時に以前のクーポンがそのまま引き継がれるケースは極めて稀です。
例えば「ガスト」の一部店舗が「資さんうどん」に業態転換した際も、店舗自体は引き継がれましたが、ガスト専用の割引券がそのまま資さんうどんで使えるようにはなりませんでした。
今回のロッテリアからゼッテリアへの移行も、これと同様の動きになるでしょう。
基本的には「旧ブランドの閉店」と「新ブランドの開店」として区別されるため、利用者は新しいアプリの導入が必要になります。
ただし、共通ポイントのように一部の機能だけが連携される可能性はあります。それでも「ロッテリアで配信されていた特定のセット割引」がゼッテリアで適用されることはまずありません。今からゼッテリアが提供する独自の会員特典やキャンペーンをチェックしていくことをおすすめします。
ロッテリアの公式アプリはいつまで使える?

ロッテリアの公式アプリは2026年3月末をもって終了する可能性が非常に高いです。
現在、アプリ内で配信されている一部クーポンの有効期限が2026年3月31日に設定されており、これが一つの大きな区切りとなります。
ロッテリアからゼッテリアへの転換が進む中で、ロッテリアのアプリをそのまま放置してしまうと、知らぬ間にお得な特典やポイントを利用するチャンスを逃してしまう恐れがあります。期限が迫ると通知が届かなくなったり、サービス自体が急に終了したりすることもあるため、早めの確認が欠かせません。
ロッテリア時代に貯めたポイントやクーポンが消滅して損をしないよう、今のうちに使い切るか、新しいブランドへの移行案内をチェックしておきましょう。
学生向け・安いセットはゼッテリアでも残る?
ロッテリア時代に重宝されていた「ワンコイン感覚」の格安セットは、ゼッテリアへの移行で激減します。
ゼッテリアは高品質な「絶品バーガー」を看板にしているため、全体的な価格設定はロッテリアよりも高めにシフトしています。
特に学生が「部活帰り」に気軽に立ち寄っていたような、数百円で満足できる低価格帯のメニューは大幅に整理される傾向にあります。毎日通えるような手軽さが失われることは、安さを最優先する層にとって非常に大きな痛手となるでしょう。
特にイオン多摩平の森店やアクロスモール春日のように、フードコートに出店している店舗では、家族連れや学生の「安く済ませたい」というニーズと、ゼッテリアの「こだわり品質」というコンセプトの間に、お得感のギャップが生じやすくなっています。フードコートという身近な場所でありながら、ロッテリア時代のような「圧倒的な安さ」を期待して利用すると、会計時に予算オーバーを感じる場面が増えるかもしれません。

ロッテリアが全店舗ゼッテリアになると… 価格帯が高くなるから、ちょくちょく行くのはなくなるかな… 高校時代は、部活帰りに寄ってたけど、そういう利用はゼッテリアではできないよ
ゼッテリアは本当に高い?値上げの可能性を検証
目安としてロッテリアとゼッテリアの価格を比較しました。
※ 店舗や時期により価格は変動します。
| カテゴリ | ロッテリア | ゼッテリア | 変化のポイント |
|---|---|---|---|
| 定番バーガー | 300~500円台 | 500~700円台 | 単価が一段上がる |
| 看板商品 | エビバーガー 約390円前後 | 絶品チーズバーガー 約450円前後 | 「安定」→「ご褒美系」 |
| チーズ系バーガー | 400円前後 | 500円前後 | 素材・ボリューム重視 |
| セット価格 | 700~900円台 | 900~1,000円前後 | ワンコイン感覚は消える |
| 学生・ライト向け | 500円台セットあり | 少なめ | 節約層には厳しめ |
| 期間限定商品 | 500~600円台 | 700~900円台 | 限定でも高価格帯 |
| サイド(ポテト等) | 200~300円台 | 300円台後半~ | 細かく上がる |
| 客単価目安 | 600~700円 | 900円前後 | 体感差が大きい |
ロッテリアは「安く・早く」が強みだったのに対し、ゼッテリアは「価格を上げて満足感を取る」方向に明確にシフトしています。
ロッテリアのゼッテリア化で、メニューはどう変わる
看板商品は継続しつつも全体的に「高単価・高品質」なラインナップへと一新されます。
ロッテリアの象徴だった「絶品チーズバーガー」や「えびバーガー」はゼッテリアでも健在ですが、中身はブラッシュアップされています。
例えば、具材に新鮮な野菜が追加されるなど質が向上した反面、単品価格は590円からと以前より高めに設定されています。
一方で、長年のファンが多かった「リブサンド」がメニューから消えてしまったことは、多くのロッテリア派にとって大きな衝撃となりました。
しかし、単なる値上げだけではありません。
モーニングではワンコイン級のセットが充実し、ディナータイムにはスープ付きの高級路線が登場するなど、時間帯に合わせた新しい選択肢が増えています。
ロッテリア時代のような「安さ」を追求するのではなく、多少高くても「質の高い食事」を提供することで、納得感のあるお得さを演出しようとする意図が明確に感じられる構成に変わっています。
ゼッテリア化で損する人・困らない人
ロッテリアが全店ゼッテリアになると、安さを最優先する「節約重視派」は損を感じやすく、品質を重視する「グルメ派」はそれほど困らないという二極化が起こります。
これまでロッテリアのクーポンをフル活用し、ワンコイン感覚で食事を済ませていた学生や家族連れにとって、ゼッテリアへの移行は実質的な値上げに感じられるでしょう。とにかく「サッと安く済ませたい」というニーズと、ゼッテリアの価格体系にはギャップがあるため、以前のようなお得感を得るのが難しくなっているのが現実です。
一方で、もともと「絶品チーズバーガー」などの看板商品を好んで注文していた人や、モスバーガーのような少し高めの価格帯に慣れている人であれば、ゼッテリアになっても大きな違和感はありません。
たまの贅沢として利用する頻度の低い層も、商品の質が上がった分だけ満足度が高まるため、それほど困ることはないはずです。自分がどちらのタイプに当てはまるかを知っておくことで、新生ゼッテリアとの賢い付き合い方が見えてくるでしょう。
| 項目 | 損をしやすい人 | 困らない人 |
| 主な層 | クーポン常用者、部活帰りの学生、節約重視のファミリー | 絶品シリーズのファン、利用頻度が月1回程度の層 |
| 価格への感覚 | モス等の価格帯に抵抗がある、安く済ませたい | 500円〜700円台の単価に慣れている |
ロッテリアとゼッテリア「お得の価値が変化」
ロッテリアは「手軽な安さ」を重視したファストフード、ゼッテリアは「高い満足感と居心地」を追求したカフェスタイルの店舗です。
ロッテリアは、クーポンを駆使して手早く安く食事を済ませる「昔ながらのファストフード」としての役割が中心でした。しかし、ゼッテリアは「絶品バーガー」を軸に、照明や座席などの空間作りにも力を入れています。店内には充電用の電源席が用意されるなど、PC作業をするビジネスマンも利用しやすい環境が整っており、単なる「安く食べる店」から「ゆっくり過ごせる場所」へと大きくシフトしています。
価格設定が上がることで「お得」の意味合いも変化しました。ロッテリア時代のような支払額の低さではなく、素材の質や充実した設備、そして滞在できる時間を含めた総合的な価値で納得してもらうのがゼッテリアの狙いです。
ゼッテリアの高単価には明確な理由があり、食事の満足感とカフェのような利便性を同時に求める層にとって、新しい形のお得な選択肢となっているのです。

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