天皇皇后両陛下が、2025年7月6日~13日の日程でモンゴルを訪問します。
天皇陛下は皇太子時代の2007年にモンゴルを訪問され、皇后陛下は初めてのご訪問となります。
また、今回のモンゴル訪問は歴代の天皇としては初めてです。
天皇皇后両陛下は特別な思いを持って臨まれることでしょう。
ここで気になるのは、「天皇皇后両陛下は、モンゴルでどのホテルに宿泊されるのか」ですよね。
この記事では、天皇皇后両陛下のモンゴル訪問で宿泊するホテルをお伝えします。
モンゴル滞在のスケジュールや訪問先の情報などもお知らせするので、ぜひ最後までお読みください。
天皇皇后両陛下がモンゴルで宿泊するのは「シャングリ・ラ ウランバートル」
天皇皇后両陛下がモンゴルで宿泊するのは「シャングリ・ラ ウランバートル」です。
モンゴル訪問の際に天皇皇后両陛下が宿泊するホテルについては、朝日新聞で以下のように報道されています。
現地では8日に首都ウランバートルのスフバートル広場で歓迎式典に臨み、政府庁舎で大統領夫妻と会見。同日夜には、両陛下が宿泊するホテル「シャングリ・ラ」で大統領夫妻による晩餐(ばんさん)会があり、天皇陛下がおことばを述べる予定だ。
引用:朝日新聞

モンゴル・ウランバートルの中心部に位置する「シャングリ・ラ ウランバートル」は、2015年開業のラグジュアリーホテルです。
ドイツのメルケル元首相や米国のバイデン副大統領(当時)、クリントン国務長官らも訪れた実績があり、「国賓クラスの宿」として高い信頼を得ています。
宿泊フロアの一部は警備と連携した設計で、国際水準のセキュリティを確保。
格式と安全性を兼ね備えたこのホテルは、客室数は約290室と規模も十分で、皇室関係者にもふさわしい滞在先として知られています。

国際水準のセキュリティがあるのは、大きな安心材料だよね!
天皇皇后両陛下や愛子さまが公務の際に宿泊するホテルは、いずれも5つ星ホテルや老舗旅館など格式や警備面を踏まえて選定されています。
広島や沖縄訪問の際に宿泊したホテルはこちらをご覧ください。
▶天皇皇后・愛子さま沖縄訪問で泊まるホテルはどこ?スケジュールや交通規制も
天皇皇后両陛下の宿泊するお部屋は「シャングリ・ラ スイート」
天皇皇后両陛下が宿泊するお部屋は公表されていませんが、「シャングリ・ラ スイート」に宿泊すると思われます。

「シャングリ・ラ ウランバートル」の最上級カテゴリーである「シャングリラ スイート」は、皇室クラスの滞在にふさわしい贅を尽くした空間です。
広さは226㎡と圧倒的で、テレルジ国立公園やナイラムダル公園を一望できる絶景ビューが魅力。

1ベッドルームに加え、独立したリビングルーム、ダイニングスペース、キチネットを完備しており、長期滞在にもうれしい設備が整っています。
バスルームには大理石仕様のシャワーブースとバスタブが設けられ、床暖房付きです。
ウランバートルの寒い夜でも心地よく過ごせる工夫が施されていますね。
格式・機能性・眺望すべてが揃ったこのスイートは、まさに国賓を迎えるにふさわしい特別な空間です。

7月のウランバートルの気温は昼間は25℃くらい。でも夜になると10℃くらいなんだって!床暖房完備はうれしいね!

さすが5つ星ホテル!設備も最高ですね
ホライゾンクラブ特典も利用可能!
シャングリ・ラ スイートに宿泊中は、ホライゾンクラブ特典が利用できるところも大きなポイントです!

21階のホライゾンラウンジで朝食をとれるほか、新聞や雑誌が読めたり、ソフトドリンクが終日提供されるなど、至れり尽くせりのサービスが受けられます。

雅子さまはモンゴル滞在期間中に静養される日があるので、ホライゾンラウンジでゆっくりと過ごすこともありそうですね。
「シャングリ・ラ スイート」の宿泊料金は?
シャングリ・ラ スイートの宿泊料金は、1泊20~30万円程度になると予想します。
シャングリ・ラ ウランバートル公式サイトや、予約サイトを調べたところ、シャングリ・ラ スイートの宿泊料金は掲載されていませんでした。
シャングリ・ラ ウランバートルには、3つのスイートルームがありますが、84㎡のエグゼクティブスイートのみ宿泊料金が公開されていました。
公式サイトでは、エグゼクティブスイートの宿泊料金は約11万円(2025.6.30現在)でしたので、最上級ルームであるシャングリ・ラ スイートの宿泊料金は2~3倍ほどになるのではと予想しています。
また、季節により宿泊料金は上下しますが、ウランバートルのベストシーズンは6月~9月なので、天皇皇后両陛下が訪れる7月の宿泊料金は高くなりそうです。

1泊で20~30万円!!すごく高いんだね!

ウランバートルの7月は観光に一番いい季節だから、宿泊料も高いよね
シャングリ・ラ ウランバートルでは晩餐会も
2025年7月の訪問期間中、モンゴルのオフナー・フレルスフ大統領主催による国賓晩餐会がシャングリ・ラ ウランバートルで開催されます。

シャングリ・ラ ウランバートル内のどのお部屋が晩餐会の会場になるは公表されていませんが、公式サイト内に豪華なファンクションルームが掲載されていました。
また、シャングリ・ラ ウランバートルでは1,300㎡のシャングリ・ラボールルームと複数階にまたがる8室のファンクションルームを完備しているそうです。
晩餐会には、モンゴルの政府関係者や政財界の要人が招待されるので、一番広いシャングリ・ラボールルームが会場となると予想しています。
シャングリ・ラ ウランバートルの所在地など基本情報
名称 | シャングリ・ラ ウランバートル |
所在地 | Olympic Street 19, District-1, Ulaanbaatar 14241 モンゴル |
電話番号 | +97677029999 |
公式サイト | https://www.shangri-la.com/jp/ulaanbaatar/shangrila/ |
シャングリ・ラ ウランバートルは市内中心部に位置し、有名な総督官邸やチンギスハーン広場、メインオフィス、大使館が徒歩圏内にあります。
天皇皇后両陛下のモンゴルでのスケジュールは?
天皇皇后両陛下のモンゴルでのスケジュールは、報道機関の情報をまとめると以下のようになります。
なお、雅子さまは公式行事には参加されますが、一部の行事については体調により不参加となる見込みです。
日にち | 主な予定 |
---|---|
7月6日(日) | 羽田発 ウランバートル着 ・簡易歓迎セレモニー ホテルで静養 |
7月7日(月) | ・チンギスハン国立博物館 ・水関連施設視察 (雅子さまは静養) |
7月8日(火) | ・スフバートル広場で歓迎式典 ・大統領夫妻との会談 ・戦没者慰霊 ・晩餐会 |
7月9日(水) | ・モンゴルコーセン技術カレッジなどの教育・医療施設訪問 (雅子さまは静養) |
7月10日(木) | ・新モンゴル学園やガンダン寺を視察 (雅子さまは体調が良ければ同行) |
7月11日(金) | ・ナーダム祭の弓射競技観覧 ・在留邦人・現地関係者との交流 (雅子さまは体調が良ければ出席) |
7月12日(土) | ・ナーダム祭競馬観覧 ・ホスタイ国立公園訪問 (雅子さまは体調が良ければ出席) |
7月13日(日) | 日本へ帰国 |
天皇皇后両陛下が訪れる主な場所を見ていきましょう。
チンギスハン国立博物館
モンゴルの首都ウランバートル中心部に2022年にオープンした、モンゴル最大級かつ最新の歴史博物館です。
モンゴル帝国とその創始者チンギス・ハンを中心に、2,000年以上にわたる遊牧国家の歴史と文化を網羅的に展示しています。
名称 | チンギスハン国立博物館 |
所在地 | Sambuu St Huvisgalchdiin urgun chuluu, CHD – 4 khoroo, Ulaanbaatar 15141 モンゴル |
スフバートル広場
スフバートル広場は、モンゴルの首都ウランバートルの中心に位置する、歴史的かつ象徴的な広場です。
19世紀末から20世紀初頭にかけては、ジェプツンダンバ(モンゴルの精神的指導者)の夏の宮殿があった場所でしたが、1921年のモンゴル革命後に寺院群は破壊され、広場となりました。
今回の天皇皇后両陛下のモンゴル訪問では、スフバートル広場で歓迎式典が行われます。
名称 | スフバートル広場 |
所在地 | WWHF+C6W, SBD – 8 khoroo, Ulaanbaatar 14192 モンゴル |
新モンゴル学園
新モンゴル学園は、モンゴルの首都ウランバートルにある私立の小中高一貫校です。
2000年にジャンチブ・ガルバドラッハ氏によって設立され、2014年からは小学校・中学校・高等学校を統合した一貫教育体制となっています。
ジャンチブ・ガルバドラッハ氏は日本での留学経験があり、日本の教育制度(3年制高校、制服、給食、クラブ活動、ボランティア活動など)を取り入れています。
新モンゴル学園の卒業生は、千葉工業大学や仙台高専など留学するなど、日本と深いつながりを持っています。
名称 | 新モンゴル学園 |
所在地 | Tuslax zam 47, BZD – 25 khoroo, Ulaanbaatar 13372 モンゴル |
ガンダン寺
ガンダン寺(正式名称:ガンダン・テクチェンリン寺)は、モンゴルの首都ウランバートルにあるチベット仏教ゲルク派の総本山であり、モンゴル仏教の中心的存在です。
一般的には1727年に清の雍正帝によって創建されたとされますが、1838年に第5代活仏ボグド・ハーンによって建立されたという説もあります。
境内の観音堂には、高さ約26.5メートルのグジェド・ジャンライシグ観音像(十一面観音立像)があり、モンゴル仏教のシンボルとなっています。
名称 | ガンダン寺(正式名称:ガンダン・テクチェンリン寺) |
所在地 | BGD – 16 khoroo, Ulaanbaatar, ウランバートル 16040 モンゴル |
ホスタイ国立公園
ホスタイ国立公園は、モンゴルの首都ウランバートルから西へ約90kmに位置する、広大な草原と森林が広がる国立公園です。
1992年に設立され、1998年に国立公園に指定されました。
ホスタイ国立公園は、世界で唯一現存する野生馬「タヒ(プルジェワルスキー馬)」の保護・再野生化で有名です。
タヒは1960年代に一度絶滅しましたが、ヨーロッパの動物園から個体を戻し、ホスタイ国立公園で再び野生化に成功。
現在は200頭以上が生息しています。
名称 | ホスタイ国立公園 |
所在地 | Khustai Mountains Rd, Töv, モンゴル |
まとめ
天皇皇后両陛下が2025年7月6日~13日の日程でモンゴルを訪問します。
歴代天皇がモンゴルを公式訪問するのは初めてのことで、天皇陛下や雅子さまにとっても特別な思い入れのある訪問となるでしょう。
モンゴルで天皇皇后両陛下が宿泊するホテルは、「シャングリ・ラ ウランバートル」です。
モンゴルのオフナー・フレルスフ大統領主催による国賓晩餐会も、シャングリ・ラ ウランバートルで開催されます。
モンゴルでは、ナーダムを観覧されるほか、新モンゴル学園やガンダン寺、ホスタイ国立公園にも訪問される予定です。
天皇皇后両陛下の初のモンゴル訪問を見守りましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
コメント