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大竹玖瑠美 テナントは「ハビタ」と判明、イオンモール熊本爆発

イオンモール熊本「金庫にお金を入れないと」と戻った 事件事故

イオンモール熊本の爆発事故で亡くなった大竹玖瑠美さん(22)について、勤務していたテナントがどこだったのか、ネット上で活発に調べられています。

大手メディアは当初「テナントの雑貨店」と報じていましたが、FNNは8月2日、親族への取材をもとに「2階のコスメ店」と伝えています。

この記事では、複数の報道とSNSの情報を突き合わせながら、大竹くるみさんの勤務先はどこだったのか、そして避難した後になぜ店内に戻ることになったのかを整理していきます。読み進めると、報道によって微妙に食い違う証言や、いまだに答えが出ていない空白が見えてきます。

大竹玖瑠美さんの勤務先は「ハビタ」と判明!ストーンマーケット説は誤報(8月2日追記)

【8月2日 判明】
ハビタの上野景真社長が取材に応じ、大竹さんが同社の社員だったことを認めました。「売上金を金庫に戻してほしい」と指示していたことも認め、謝罪しています。
【8月2日 追加訂正】
ストーンマーケットが公式サイトで、大竹玖瑠美さんは同社の従業員ではないと発表しました。
【8月2日 訂正】
当初の記事では「ストーンマーケットが有力」としていましたが、FNNの取材により大竹さんが「コスメ店」に勤務していたと報じられたため、勤務先の有力候補を「ハビタ」に訂正します。

大手メディアは当初、大竹さんの勤務先を「テナントの雑貨店」とだけ伝えていました。この空白を埋める形で、SNS上ではイオンモールの社長が示した資料をもとにしたとされる情報が広がり、亡くなった7人が勤務していた店舗として次の3店舗が挙げられていました。

  • 2019号区画 ストーンマーケット(雑貨店)
  • 2021号区画 ハビタ(コスメ系グッズ店)
  • 2048号区画 エニィシス(オンワードHD系列のアパレル店)

⬜︎【速報】 イオンモール熊本の爆発事故で、死亡した7人のうち3人はオンワードHDの従業員。 →オレンジ色で囲ったイオンの搬入口で見つかりました。

黄色で囲った店舗が対象です。 いずれも2階にある店舗です。
オンワードHD系列 2048 エニィシス
今回、イオンモール社長の資料から 判明した店舗はこちらです。
2019 ストーンマーケット
2021 ハピタ

見づらいので拡大しました。

イオンモール熊本フロアマップ拡大
Xより

さらにXでは「大竹さんの勤務先はハビタ」とする投稿も拡散していました。

イオンモール熊本の爆発事件でモール内「ハビタ」勤務の大竹玖瑠美さん(22歳)は屋外に避難できていたのに会社から「売上を金庫に戻せ」と命令され店内に戻らされ爆死した。
ハビタは取材拒否、声明無し、HP消し、会社の理不尽な命のせいで死亡した命の補償からも逃亡中。---と投稿されたXのスクショ
Xより

イオンモール熊本の爆発事件でモール内「ハビタ」勤務の大竹玖瑠美さん(22歳)は屋外に避難できていたのに会社から「売上を金庫に戻せ」と命令され店内に戻らされ爆死した。
ハビタは取材拒否、声明無し、HP消し、会社の理不尽な命のせいで死亡した命の補償からも逃亡中。

そして8月2日、FNNが大竹さんの親族への取材をもとに、「イオンモール熊本」の2階にあるコスメ店で働いていたと報じました。ハビタは「コスメ系グッズ店」に分類されており、FNNが報じた業態と一致します。ストーンマーケットは「雑貨店」で業態が異なるため、こちらの可能性は低くなりました。

さらに同じ8月2日、ストーンマーケット自身が公式サイトで、次のように発表しています。

「一部報道およびSNS上で当社従業員として拡散されている『大竹玖瑠美(22)』さんは、当社の従業員ではありません」

SNSで先行していた「ハビタ」説を、FNNの直接取材と、ストーンマーケット自身の公式否定が、両方から裏付ける形になっています。

そして同じ日の夜、ハビタの上野景真社長が熊本市内で取材に応じ、大竹さんがハビタの社員だったことを認めました。「売上金を金庫に戻してほしい」と指示していたことも認め、「痛恨の極みだ。両遺族に申し訳ない」と謝罪しています。SNS発の情報から始まった「ハビタ説」は、これで会社自身が認める形になりました。

大竹玖瑠美さんは「金庫にお金を入れて」と指示され、店に戻り亡くなった

RKKの報道では、大竹さんについて「金庫にお金を入れないと言われたので戻る」という趣旨の証言が伝えられています。

西日本新聞の取材でも「レジのお金を、金庫に入れに行かないといけないの」「会社の人から頼まれた」という大竹さんの言葉が紹介されており、2つの媒体で証言の内容が一致しています。

「レジのお金を、金庫に入れに行かないといけないの」

イオンモール熊本内のテナントで勤務していた大竹玖瑠美(22)さんの最期の言葉

避難していた大竹さんはこのときおばといとこと合流していました。話をしている最中に同僚が駆けつけ、大竹さんと同僚の2人は「会社の人から頼まれた」と言い残して店内に戻っていったといいます。爆発が起きたのはこの5分後のことでした。

ハビタ社長が指示を認めて謝罪、「痛恨の極みだ」(8月2日追記)


大竹さんの遺族に経緯を説明するハビタの上野景真社長(
大竹さんの遺族に経緯を説明するハビタの上野景真社長(右)|Yahoo!ニュースより

ハビタの上野景真社長は8月2日、熊本市内で取材に応じ、「売上金を金庫に戻してほしい」と指示していたことを認めました。「痛恨の極みだ。両遺族に申し訳ない」と謝罪しています。

上野社長は大竹さんの通夜にも参列し、遺族に直接謝罪していたことも分かっています。

イオンモールの吉田昭夫社長は7月29日の会見で「避難後は館内に入らないマニュアルになっている」と述べていました。テナント側の指示と、モール側のマニュアルが食い違っていた形です。

大竹さんと共にいた同僚も遺体で発見、DNA鑑定で身元特定

大竹さんの母親らは、爆発直後からイオンモールに駆け付けていました。

「携帯は建物の中にあっても、本人は無事に逃げたのでは」

そう祈るような気持ちで、救助活動を見守っていたといいます。

しかし7月29日未明、大竹さんは店に戻った同僚と共に遺体で見つかりました。損傷が激しく、身元はDNA鑑定で特定されています。大竹さんだけでなく、一緒に店へ戻った同僚も帰らぬ人となっていました。

大竹さんは3人きょうだいの長女で、3年前に父親を亡くしています。趣味は推し活だったと伝えられています。

FNNの取材に応じた親族の男性は、大竹さんについて「とても責任感のある子で、会社からそう言われれば、行かなきゃいけないと思ったと思う」と振り返っています。そのうえで「今は怒りの方が強い。私は人災だと思う」と心境を語りました。

オンワード従業員3人が戻った理由は今も謎のまま

大竹さんたちのテナントとは別に、オンワード系列の店舗に勤務していた3人も亡くなっています。死者7人のうち3人は、アパレル大手「オンワードホールディングス」の従業員だったことが分かっています。なぜ店内に戻ったのか、SNS上ではいくつかの情報が飛び交っています。

店舗死亡人数(出典)戻った理由(出典)
ハビタ大竹玖瑠美さんと同僚
(上野景真社長が会見で認める)
金庫にお金を入れるため
(上野社長が謝罪会見で認める)
エニィシス(オンワード)3名
(Yahoo!ニュースで確認)
貴重品・スマホを取りに戻ったとの情報
(SNS、未確認)
ストーンマーケット(推定)人数未確定情報なし

ハビタの2名とエニィシスの3名を合わせると5名になり、死者数7人との差である残り2名の勤務先はまだ分かっていません。ストーンマーケットは大竹さんの所属を否定していますが、同社で他の犠牲者が出ているかどうかも含めて、現時点では確認できていません。

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