「テントのことをよく知っているのは乃木憂助、次に俺、そしてドラムだ」――第17話の独房で野崎が言ったこの一言に、VIVANT第20話(10月11日放送)でドラムが大暴れした理由が詰まっています。
ドラムは野崎と、シンシーの前では本気で慌ててみせると約束していたのです。
第19話の「口あんぐり」から第20話の大暴れまで、バレるように見えた動きを並べると、どれも野崎の言葉の直後に起きていました。
ドラムのバレる動きは、野崎と約束した合図どおりだった
VIVANT第20話を見ながら、私も最初は「ドラム、それじゃバレるよ」と思いました。
そう感じたのは、私だけではなかったようです。

ドラムがバラしてるようなもんやんけ
ところが、シンシーの前でドラムが慌てた場面を並べると、どれも野崎が口を開いた直後です。
| 野崎の言葉 | 直後のドラム |
|---|---|
| 第19話「テントの指導者 ノゴーン・ベキだ」 | 口をあんぐり開ける |
| 第20話「アディエルには9歳の娘がいて、名前はジャミーン。日本にいる」 | 焦り、怒って大暴れする |
本当にうっかりなら、野崎が黙っている場面でも顔に出ます。 実際にドラムが取り乱すのは、野崎の言葉に合わせたときだけでした。
ドラムが大げさにするシンシーにバレる動きは、全部わざとです。
野崎とドラムは、この合図を前もって決めていました。
約束が交わされたのは第17話、リュウが見ていた独房
シンシーに捕まった野崎とドラムは、最初は同じ独房に入れられ、途中で別々にされました。
その独房で、野崎はドラムにこう話しています。
「奴らは俺達を殺せない。テントの情報を引き出せなくなる。テントのことをよく知っているのは乃木憂助、次に俺、そしてドラムだ」
この会話を、リュウとハン・リンシンは外から見ていました。
野崎の言葉は、ドラムを安心させるためだけのものではありません。
「ドラムもテントの生き証人だ」と、外で見ているリュウに聞かせたのです。
こうしておけば、野崎がテントの情報を出したとき、ドラムの反応がそのまま裏付けになります。
野崎の一言は、ドラムへの「これからは俺の言葉に合わせて動け」という合図でもありました。
ドラムの大暴れは、独房で交わした野崎との約束どおりの芝居です。
野崎が「ジャミーン=プリシャ」と明かし、ドラムが暴れた

タイランの屋敷では、リュウやハン・リンシン、タイランが見守るなか、エリシャにテントの人物の顔写真を見せ、プリシャを連れ去った人物を確かめていました。
エリシャはアディエルの写真を見て、「このサムライだ」と認めました。プリシャを連れ去ったのは、アディエルだったのです。
プリシャを連れ去ったアディエルに、プリシャと同じ9歳の娘がいる。
野崎の言葉は、ジャミーンこそプリシャだと言っているのと同じです。
ドラムが暴れたのは、この言葉を聞いた直後です。
焦った顔を見せたかと思えば、怒りをあらわにする。リュウの目の前で、ドラムは全身で取り乱してみせました。
野崎の話は、第19話でエリシャが語った内容とぴったり重なります。
| エリシャの証言 | 野崎の言葉 |
|---|---|
| 2歳のプリシャを連れ去ったのは若いサムライ (第19話) | アディエルの娘はジャミーン。 |
| 若いサムライはアディエルだと写真で認めた (第20話) | 9歳のジャミーンは日本にいる |
娘をさらった男と、ジャミーンの父親が同じアディエル。そのうえ、ドラムまで取り乱したのです。
リュウには、野崎の話を疑う理由がありません。
シンシーの次の狙いは日本にいるジャミーン
ジャミーンが日本にいると知ったリュウは、すぐにハンへ「日本での指揮権がほしい」と訴えました。
エリシャは第19話から「プリシャに会わせない限り話さない」と言い続けています。
核融合の真実を聞き出したいリュウにとって、ジャミーンは何よりほしい切り札です。
それでも、シンシーは今すぐジャミーンに手を出せません。
拘束した別班員たちの家族を拉致しようとして、失敗しているからです。
しかもハンは、別班の奪還作戦が近いと読んで、そちらに手を打っていました。 シンシーが日本のジャミーンに手を伸ばすのは、奪還作戦をしのいだ後です。
野崎がジャミーンの名前を出せたのも、日本でジャミーンが守られていると知っているからです。
ジャミーンを守っているのは佐野部長です。
第19話の予告を見た時点で、私は薫とジャミーンは佐野部長に保護されていたと書きました。
第21話からは、その守りが本当に試されます。
野崎・ドラム・リュウの立場は、第20話の動きまで反映したVIVANT続編の相関図で追えます。
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