野崎に銃口を向けたリュウが、静かに「さようなら愛しき人よ」と告げる――VIVANT第23話(11月1日放送)のサブタイは、リュウから野崎への別れの言葉でした。
「リュウから野崎へ」という放送前の予想は当たったのに、引き金を引いたのが逃がすはずのリュウ本人だったところで、思わず一時停止してしまいました。
予告にあった「さようなら、野崎さん」が23話ではまだ出ていないことも含めて、予想がどこまで当たっていたのかを振り返ります。
※ VIVANT第23話(11月1日放送)のネタバレを含みます。最終回の前に2人の別れを整理しておきたい方だけ、この先へどうぞ。
「愛しき人」は野崎、リュウは最終回でもう一度別れを告げる
23話のラストの舞台は、タイランの屋敷です。
リュウが野崎に銃口を向けるまでの流れは、次のとおりです。
- タイランが、乃木と黒須をシンシーに売り渡す
- 乃木が、ジャミーンのお尻の傷を確かめさせられる
- 傷跡を見たタイランとハン、リュウが「アディエルが取り出し どこかに隠したな」と喜ぶ(埋められていたのは核融合のデータが入ったディスク)
- 核融合の話を一緒に聞いた野崎に、リュウが銃口を向ける
「さようなら愛しき人よ」
この一言のあと、リュウは自分の手で野崎の胸を撃ちました。
放送前の予想と比べると、当たりと外れがはっきり分かれます。
| 放送前の予想 | 23話の結果 |
|---|---|
| 「愛しき人」は野崎、言うのはリュウ | 的中 |
| リュウが野崎を檻から逃がす | 外れ。リュウが野崎を撃った |
| リュウが自分の命を落とす | 23話では起きていない |
逃がしてくれるはずの人に撃たれる。
予想がいちばん残酷な形で裏返って、声が出ました。
こんな別れ方、誰が想像したでしょうか。
リュウが野崎に別れを告げる場面は、もう一度あります。
予告にあった「さようなら、野崎さん」が、23話ではまだ出ていないからです。
撃たれた野崎も、死んでいません。
理由は野崎は生きている、リュウが胸を撃ったのは死んだことにするためにまとめました。
ここからは、放送前の予想を根拠ごとに振り返ります。
リュウは最終回で野崎を逃がし、自分はシンシーに残って命を落とす
予告の「さようなら、野崎さん」は、23話ではまだ出ていない
18話のあとに流れた後半戦の予告と、23話のラストを並べてみてください。
| 後半戦の予告(18話のあと) | 23話のラスト |
|---|---|
| 「さようなら、野崎さん」 | 「さようなら愛しき人よ」 |
予告のこの一言だけが、まだ回収されていません。最終回の予告にも入っていませんでした。
その場面こそ、リュウが野崎を外へ逃がす最終回のラストです。
飯田プロデューサーを泣かせたのは、リュウの想い
放送前から、予告のあの一言とサブタイを結びつけていた人もいました。

11/1のタイトルが「さようなら愛しき人よ」なんよなぁ
野崎と劉ちゃう?
番宣動画(?)でも劉の「さようなら、野崎さん」ってあったよねぇ
このタイトル見た時に頭に浮かんだのが「さらばわが愛 覇王別姫」
映画は見てないけどあの映画も同性愛扱ってなかった?
映画へのオマージュ…🤔?
このポストが引用しているのは、飯田和孝プロデューサーの10月29日の投稿です。
23話の音入れで「ある人物の想いに、心が動かされた」と、涙が出たことを明かしていました。
「さようなら」の回でプロデューサーまで泣かせた想いの主は、リュウです。
16話・18話・23話、リュウの言葉は野崎への想いでつながる
リュウは16話から、野崎への想いを隠していません。
| 話数 | リュウが野崎について言ったこと |
|---|---|
| 16話 | 「やはり私を愛してくれていたんですね」(北京で野崎が傭兵まで雇って助けようとしたと知って) |
| 18話 | 「これでいつもそばにいていとしむことができる。究極の愛は狂わせるのです」 |
| 23話 | 「さようなら愛しき人よ」 |
18話の一言は、ハンには捕虜を支配する宣言にしか聞こえません。
でも中身は「野崎を死なせない」、ただそれだけ。
18話の「いとしむ」が、23話の「愛しき人」にそのままつながっています。
3つを並べて、ゾクッとしました。
北京時代と立場が逆になり、今度はリュウが野崎を救う
| 北京時代(16話の回想) | 第23話 |
|---|---|
| 野崎が、捕まったリュウを救おうとした | リュウが、ハンとタイランの前で野崎を撃った |
| リュウは「死んだ」ことにされ、野崎の前から消えた | 野崎が倒れたかどうかも映らないまま、23話が終わった |
5年前、「死んだ」ことにされたのはリュウでした。
今度は、リュウが野崎を「死んだ」ことにする番です。
ただし、野崎を本当に外へ出せば、シンシーに残るリュウの逃げ道は消えます。
「さようなら、野崎さん」は、二度と会えないと覚悟したそのときのために取ってある言葉なのです。
リュウが撃っても死なないことは、22話のドラムで証明済み
野崎がもう一度リュウの前に立てると言い切れるのは、22話に前例があるからです。
23話では、リュウに撃たれたドラムについて「鋼の筋肉の塊、致命傷には至らなかった」と語られ、東条たちと一緒に姿を見せました。
- リュウの弾はすべて腹部に集まり、内臓に届かなかった
- 野崎の「やめろー!!」に「確かにここで撃ったら掃除が大変そうですよね」と返し、それ以上撃たなかった
- ドラムを部下に外へ運び出させ、釈放されたチンギスが助け出した
放送で聞いたときは、「掃除が大変」の冷たさにぞっとしました。
見返すと、撃つのをやめる理由を部下の前で作ってみせた一言です。
ドラムを撃った一発も、野崎を撃った一発も、リュウにとっては同じ「生かすための一発」です。
ドラムの件は、リュウがドラムを撃って埋めたのは檻から出すためだった22話の記事でくわしく書いています。
最終回で戻る周浩然が、リュウの芝居をハンに暴く
周浩然は23話に出てこなかった
23話の出演者欄には周浩然(リンリン)の名前がありましたが、放送には出てきませんでした。
21話でチンギスに人質に取られ、ゴルバドに置いていかれた男です。
最後まで出てこなかったときは、番組表を二度見しました。周を最終回まで取っておいたのには、ちゃんと理由があると思いませんか。
リュウが撃った2人が、そろって生きている
周がリュウにとって危ないのは、リュウの「嘘」が2つそろったからです。
| 撃たれた人 | リュウの嘘 |
|---|---|
| ドラム(22話) | 外へ運び出させたのに、生きて乃木たちと合流した |
| 野崎(23話) | 撃ったのに、最終回で生きて現れる |
周がこの2つをつなげば、ハンはすぐにリュウの嘘を見抜きます。
19話の尋問室から、リュウはカメラを切って野崎と2人きりになる時間を作ってきました。
その積み重ねは、リュウが尋問室で野崎に何を話したかを読み解いた19話の記事にまとめています。
芝居がばれたリュウに残された道は、ハンの手が届く前に野崎を外へ逃がすことだけです。
シンシー、別班、ノコルたちの立ち位置は、VIVANT続編の相関図で追えます。
16話で再会したとき、リュウの第一声は「お久しぶりです、野崎さん」でした。
23話では、同じ言葉を今度は乃木が野崎に向けています。
同じ顔の2人から、同じあいさつ。
「お久しぶりです」で始まったリュウと野崎の再会は、まだ終わっていません。
予告のあの「さようなら、野崎さん」が最終回のどこで聞こえるのか、11月8日の放送で確かめます。


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